CD再生を極める
1982年 世界初の商用CD発売ニューヨーク52番街
1982年に初めてCDプレーヤーが発売されて以来35年余り。
画期的に便利になり、一気に普及して行きました!
当初は劣化のないデジタル方式が高音質の証のようにもてはやされましたが、
時を置かずして、音質に不満をつ意見も出始め、アナログレコードも愛され続けました。
最近ではまたアナログレコードの発売/生産が増えています。
EXIST!(完全受注生産限定) [Analog]
CD音質改善のために、CDプレーヤーではオーバー・サンプリング技術が発展し、
CDプレスでは、SHM-CD(スーパー・ハイ・マテリアルCD)等の高音質化技術が発展しています。
CDは本当に音質が劣るのか?
CDの音質を改善する技術は、これまで「44.1kHz/16bitでは粗過ぎて音が悪い」という前提で技術開発されてきました。
オーバーサンプリングは、正にその目を細かくする技術です。
さらに、昨今のハイレゾ音源は、データ自体をもっと細かくしようという動きです。
しかし、本当に44.1kHz/16bitでは粗いのでしょうか?
タイムドメインスピーカーでCD音源を聴くと、44.1kHz/16bitという規格の中に、実に生々しく、多彩な情報がCD音源に含まれていることがわかります。
そうすると、「CD再生の音が悪い」と言われてきた原因が、実はCDの44.1kHz/16bitという規格のせいではなく、それを再生するCDプレーヤーやDAC、アンプ、スピーカーの影響の方が大きかったということではないでしょうか?
そう!下流の精度が低いのに、上流の精度が語れるはずがないのです!
ですから、手持ちのCDにもまだまだ聴けてない音があるわけです。
より情報量の多いハイレゾ音源に行く前に、再生機器を改善することで、手持ちのCD音源をとことん楽しもうではありませんか!
CD再生の問題点とは?
では、従来のCD再生では何が音質劣化の原因だったのでしょうか?
一番大きい問題は「スピーカー&アンプの精度が低かった」ということ
箱を振るわせて音色を作るタイプのスピーカー(市販のほとんど)は、CD音源にない音を加えていますので、CDの音質を語る以前の問題です。
アンプも同様に、市販の製品は音色を作るものがほとんどですから、そのクセに合うか合わないかを一生懸命語っているだけであって、CDの音質とは別の話をCD音質にすり替えていたということになります。
二つ目の問題は「DACの性能が間違った方向に発展していた」ということ
現在市販されている製品のほとんどは、「オーバー・サンプリング」技術が入ったものです。
この「オーバー・サンプリング」とは、簡単に言うと、データの目を細かくして滑らかにすること。
「元データがギザギザしているのだから、滑らかにしてやろう」という発想です。
ところが、スピーカー&アンプの精度が格段に高いタイムドメインスピーカーでは、このオーバー・サンプリングによって、音の細部が潰れて無くなっていることがわかってしまいます。
ですから、何もしない「ノン・オーバー・サンプリング(NOS)」方式のDACの方が、格段にCDの情報量を楽しめています。
オーバー・サンプリングは、わざわざ磨りガラス越しに聴いているようなもの。
磨りガラスがなくなれば、同じ音源でもより細かい音が聴こえてくる!
これが、「同じCDから聴こえなかった音が聴こえてくる」という現象です。
決して無いものが良いものが作られたようなマジックではなく、元々入っていたものがピントが合って見えてきただけことなので、十分有り得る話なのです。
この「ノン・オーバー・サンプリング(NOS)」方式は、新しい技術ではなく、35年前にCDプレーヤーが発売された当初は、全ての製品がNOS方式でした。
最初から正しい技術だったものを、誤認識によって遠回りをしていたようです。
三つ目の問題は「音楽データ以外に音を濁らず原因が多い」ということ
例えば、電源由来のノイズは、CDプレーヤーやPC、DAC、アンプなど全ての機器に対して音を濁らせる原因となります。
その他にも、PC等に搭載されるCPUが発するノイズ。
PCにデータを取り込み、再生するPCオーディオでは、この高周波CPUノイズの呪縛からは、なかなか逃れられません。
また意外な原因となるのが、筐体のノイズ。
CDプレーヤーはもとより、DACやアンプなど、箱に入った機器は、自身が出す縦振動が箱で増幅され、ノイズとして音に大きな影響を及ぼしています。
また大きな箱は、それ自体がスピーカーで再生して部屋に響いた音の影響を受けてしまうため、再生した音自体の影響が遅れてかかってきます。
一度、自室で音楽再生中に、CDプレーヤーやアンプの天面を触ってみてください!
結構振動を感じるかと思います。
さらに、それらの振動がケーブルを伝わってことで次の機器へ影響するノイズ。
これは、太くて立派なケーブルを使うことで影響が大きくなります。だから、柔らかいケーブルを使うことで影響を低減することが可能です。
四つ目の問題は「時間精度による劣化が大きい」ということ
CDデータは、44.1kHz=44100分の1秒という単位でデータが記録され、再生されています。
この1単位が実は結構ぶれているのですが、「エラーでデータが欠落したら、テキトーに補完する」というCD音楽データの基本ルールの影に隠れて、気付かないまま聴いているわけです。
でも、補完は補完!
データがブレたり、欠落したりすることで、音はどんどんボケていくのです。
ですから、市販製品では満足しない自作派マニアの世界では、音を極まるために必ずクロック精度やジッター性能へ論点が行くことになります。
そして、これら時間精度の高いCDプレーヤーやDACの音は、正に別世界!
CDの44.1kHz/16bitという規格の中に、これほどまでの情報が入っているものかと、驚き、ため息が出るばかりです。
そして最先端の自作DACでは、大抵大きな電源回路と筐体を被せない剥き出し回路というスタイルになっていきます。
電源や筐体要素が音質に影響することは、研究している方々にとっては周知の事実というわけです。
ただ、音は別世界の自作DACですが、1点ものであったり、回路剥き出しで持ち運びや調整が難しかったりと、誰でもが手にできるものではありません。
究極のCD再生装置は。。。
これまでの話の中で、いろいろなCDプレーヤーを買っては聴いてなかなか納得できずに迷走する理由として、思い当たるものがあったかと思います。
音の出口をタイムドメインスピーカー(または相応に高忠実なスピーカー)を使用することを前提として、一義的にはNOSDAC(micro iDSD /iDAC2)+電源ノイズフィルター(iPurifier3、iPurifierDC2)で、ある程度満足いただけるかと思います。
しかし、究極となると、これ一択をカッパー・インフィニートとしてお勧めしています。
それが、“Lotoo PAW Gold2”。
振動しにくい、硬くて小さい筐体。
電源ノイズとは無縁のバッテリー駆動+昇圧駆動。
PCノイズとは無縁のSDカードメモリ。
ノイズの少ないマイコン&独自OSによる駆動。
そして、放送業務用音響機器をメインとするinfomedia社がプロ仕様で仕上げた、自作レベルに近い時間精度を誇る超低ジッター性能。
さらに、持ち運べていつでも何処でも使える筐体入り市販品であることは、すなわち誰でも扱える自作レベルに近い高精度音質ということです。
さすがに自作レベルを突き詰めたものにはさらに上はあると思いますが。
誰にでも扱える市販品としては、正に究極のCD音源プレーヤーと言えるのではないでしょうか?
実際にご購入いただいたお客様からは、いずれも大満足のご感想をいただいております。
これまで、いくつものCDプレーヤーに納得できなかった方には、是非一度お聴きいただきたいと思います。
突き詰めた結果がSDカードプレーヤーという形ですが、その音を聴けば、そのコストパフォーマンスとしても究極の据置型CD音源プレーヤーとして推奨する理由がおわかりいただけるかと思います。
Lotoo PAW Gold2は、カッパー・インフィニート雑司が谷試聴室にてご試聴いただけますので、興味のある方は一度ご来場ください。
カッパー・インフィニートとしてこの性能を味わっていただきたく、KI特製インシュレーターとセットにした「KIセット」をご用意しました。また、その真価をご堪能いただくべく、音楽専用microSDカード(64GB)と一般的なデータ用microSDカード(64GB)の聴き比べメモリセットをプレゼント中です。
CDプレーヤーの迷走に終止符を打ちたい方は、是非お早めにこの音をお確かめください。
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Lotoo PAW Gold2 KIセット
“Lotoo PAW Gold2 KIセット”は、試聴室にてご試聴いただけます。是非一度、その音をご体験ください。ご予約にて休日の試聴にも対応致します。
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