■FrameMakerによるDTPの長所と短所
FrameMakerというソフトウェアは、DTP(Desk Top Publishing/Prepress)=出版物の制作に使用されるページレイアウトソフトとしては少し異質かもしれません。凝ったレイアウトデザインや相互に関係のない様々な記事の集合体である雑誌や広告などの制作には向いているとは言えません。しかし、工業製品の取扱説明書や技術書類など、全体の整合性が重要な場合や、大冊のドキュメントの編集にはうってつけの利便性を持っています。
ここでは、FrameMakerを使っているうちに感じたことを、使用経験のあるPageMaker、QuarkXPressとの比較をまじえながらその特徴を解説します。
目次
●ドキュメントの新規作成
●ページ数のコントロール
●画像の配置
●機能比較