HDD&DVDレコーダーとは
音をデジタル化して記録したのが、そうお馴染みのCD(Compact Disc)です。
同じように映像と音声をデジタル化して記録できるのが、DVD(Digital
Versatile Disk:デジタル多用途ディスク)です。また、DVDに記録されているのはデジタル(数値)データですから、パソコンの大容量記憶装置であるHDD(Hard
Disk Drive:固定ディスク装置)を使って映像や音声を録画してしまおうと言うのが、HDDレコーダーです。
HDD&DVDレコーダーには、DVDに記録する「DVDレコーダー」、HDDに記録する「HDDレコーダー」、DVDとHDDの両方を内蔵した「HDD内蔵DVDレコーダー」の種類があります。
しかし、DVDが登場してから随分時間が経っています。なぜ最近になって普及し始めたのでしょうか?
それには次の理由が挙げられます。
- アナログ映像をリアルタイムでデジタル化する装置(エンコーダー)は非常に高価なものでしたが、技術の進歩で安く作れるようになった。
- DVDで画像を記録するには、毎秒0.25〜1.25Mバイト(フロッピィディスクにすると毎秒0.2枚〜1枚分)という大容量が必要ですが、技術進歩でHDDやコンピュータが高速画像処理に対応できるほど速くなった。
- パソコンの普及によりHDDの低価格化・大容量化が進み、録画に十分な大容量HDDが使えるようになった。
- パソコンにDVDドライブが普及し、DVD-RやDVD-RAMなどのメディアが安くなった。
そう、HDD&DVDレコーダーは、パソコンと密接な関係の上に実現した商品と言えます。そして、今後のトレンドや技術動向も、パソコンやソフトウェアの技術進歩に深く関係していくことになるでしょう。