ダイヤルアップルータには、たいてい料金情報や通信記録(アクセスログ、シスログ)の機能があるので、身に覚えのない自動接続があるかどうか、チェックすることができます。今まで大丈夫であっても、とあるソフトウェアをインストールしてから不審なアクセスが始まることもあるので、ときどきチェックすることが必要です。通信記録を調べてみて、覚えのない時間や覚えのない相手先に接続した記録があるときは、まず、LAN上のどのパソコンが原因かを調べ、そのパソコンで使っているソフトウェアの設定を確認してみましょう。
■コントロールパネルの[ネットワーク]-[TCP/IP]のプロパティ
DNSサーバ(ネームサーバ)とは、ドメイン名をグローバルIPアドレスに変換してくれるサーバです。ブラウザやメールその他のソフトでドメイン名のグローバルIPアドレスを調べるたびにDNSサーバへアクセスします。そのDNSサーバのIPアドレス設定値がインターネット上のものであれば、頻繁に自動接続が発生します。インターネットのホームページへアクセスするためには必要で正常な接続ですが、LAN内へアクセスする場合に一々インターネットのDNSサーバへアクセスする必要はありません。LAN内でドメイン名を使っている場合やイントラネットなどTCP/IPプロトコルで運用している場合は、必ずLAN内のDNSサーバアドレスを設定するようにしましょう。
■コントロールパネルの[画面]
アクティブデスクトップにどこかのホームページを設定していると、ページ内容を更新するため、起動時や定期的に自動接続が発生します。ダイヤルアップで接続している場合は、アクティブデスクトップを使わないようにしましょう。
■[スタート]ボタンの[スタートアップ]
スタートアップにインターネットへアクセスするソフトウェアが登録されていると、パソコン起動時に自動接続が発生します。必要のないソフトウェアは、スタートアップから外しましょう。
もし、必要なソフトウェアならば、そのソフトの設定を見直して、自動更新機能をオフにしてください。
■ Windows update
Windows updateの機能を有効にしていると、パソコン起動時に自動接続が発生します。それほど毎日必要なことではないので、設定をオフにしましょう。ときどき手動で確認すれば十分です。